Optics Express誌掲載 ~Highly efficient multifunctional metasurface integrating lens, prism, and wave plate~

Optica (旧米国光学会 OSA) 発行の Optics Express(IF=3.2)に M2 Prutphongs、M1 伊藤、12期生 青木、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の原基揚主任研究員、早稲田大学理工学術院の池沢聡研究院講師が共同で投稿した原著論文1が掲載されました。また、本論文のプレスリリースが本学の公式ホームページで紹介されました。本論文は、メタサーフェスを用いて、レンズ・プリズム・波長板の3種類の光学素子を1枚の超薄型素子に統合することを実現しました。この成果は、スマートフォンに搭載可能な超小型原子時計への応用が期待され、従来の小型原子時計より 3 倍近く小型・低背化が可能と見込みました。

開発した多機能集積化メタサーフェスの概念図

本技術の応用が想定される将来の原子時計用超小型光学セル

  1. Ponrapee Prutphongs, Katsuma Aoki, Ryosei Ito, Motoaki Hara, Satoshi Ikezawa, and Kentaro Iwami, “Highly efficient multifunctional metasurface integrating lens, prism, and wave plate,” Opt. Express 32, 28599-28610 (2024), https://doi.org/10.1364/OE.524027